FIREWATER

Me and Joe -中表紙1

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2012.4.14
Hの創る ”Me and Joe”は、紙ジャケットで、三枚折りの形式で中表紙用の絵も二枚頼まれていた。
一枚開いたときのジャケットサイズの絵と、全部開いたときの長い絵と。
ビートルズのリマスター盤のジャケットと同じ形式です。

まずは長い方の絵から。

とりあえずジャケットの絵が完成して、解放された。
好きなように描いていいとは言われていたけど、やはり全くの自分だけの絵ではないのでそれなりの緊張感はある。
あまり意識しないように自由に描いたけど、きっと潜在意識はフル稼働していたんだろう、たぶん。

すぐには、中表紙の絵にはとりかからず、10日間ほど休んだ。
函館に遊びに行った。
久しぶりに行く函館は、なかなか興味深い街だった。
よくある観光名所には立ち寄らず、古い建物を利用した骨董屋や雑貨屋などを回った。
おいしいものを食べて、うまい酒を飲んで、たっぷりと函館の空気をとりいれて、3月25日の夜に帰ってきた。
細い三日月が空に浮かんでいた。
それを見てたら、明日から描こう、という気になった。

あまり考えずに音を聴いてそれを感覚のままに描いたジャケットの絵とは逆に、この絵は頭の中に浮かんだものや、目についたもの、知った情報など、色んなものを詰め込んだ。
考えたことは、そのまま小さな字で書きしるし、部屋の中で目についたものはかたぱしっからスケッチし、その日の状況を細かく書きしるした(何のCDを聴いたか、月の満ち欠け、その日の気分など)。

描いてて、とても月が気になった。
三日月が満月に近づいていくにつれ、気持ちが高まっていった。
満月の夜はどうも落ち着かなかった。
満月が終わり、欠けていく過程で、トーンダウンしていき、絵を調整した。
人間は知らないうちに月にとても左右されているんじゃないかと考えさせられた。
普段、月なんてとくに気にならない。
何だってこの絵を描いてる時に月が気になったのかもわからない。
でもこの絵に限っては、とても月の存在を意識して描いた。
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by firewater19780530 | 2012-07-21 07:49