FIREWATER

セルフ ポートレート

f0235727_5413983.jpg


2000.2.23
この絵はボブディランの11枚目のアルバム、セルフ.ポートレートにインスパイアされて描いたものです。

当時ボブは30歳手前にして、半分引退生活を送っていた。疲れて、迷っていたんだと思う。
ボブの魅力は、自作の曲を自分で歌うことにあった。
でも、久々に発表したこのアルバムはほとんどが他人の作品で埋められていた。

当然、当時のファンは失望した。
でも僕はこのアルバムが最初から気にいっていた。

古いフォークソングやカントリーが中心のこのアルバムは、素顔のボブディランがよく表れている。
エレキギターをもって、ドラッグにいかれて、泣きながら歌っていたボブは、かっこいいいけどやっぱり無理をしていたんだと思う。あの時点で、確実にボブの中で何かが死んでしまった。
でも、このアルバムを聴く度に、リラックスした声の中から、変わらないボブを聴き取ることができるし、次への可能性を感じることができる。頑張ってくれ、ボブディラン。

そして何よりジャケットの下手糞の自画像が好きだった。
絵で大切なのは、描くことが好きだということだ。上手に描くことなんて、次の次の次の次の次くらいに考えればいいし、素人が絵を描くにあたっては全く必要のないことだと思う。
ボブはよく絵を描いていたらしい。
何点か見たことがあるんだけど、とてもいい絵だった。

セルフ.ポートレート、良いアルバムです。
ボブディランに敬意を表し、リラックスして描きました。

[PR]
by firewater19780530 | 2017-04-29 14:28