FIREWATER

人か金か

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2009.3.17

僕ら夫婦は、古い招き猫を収集しています。
最初は、この年の奥さんへのホワイトデーの贈り物として買ったんだけど、一年でけっこうな数を買ってしまった。
僕も奥さんも収集癖があるようで、招き猫集めは二人の趣味が合致した珍しい例です。

今日骨董屋で売られている招き猫の多くは、皿の絵付け師の下っ端が土産物として、バイトがてらにささっと描いていたものらしい。なるほど、その絵付けは全く心がこもっておらずひどいものが多い。でも、その心ない絵付けが段々はまってくる。
古いものだから、怨念というかオーラというか、そんな雰囲気も伝わってくる。さらには金を招くための猫だから、人間から託された想いも半端なものではないだろう。でも本人たちは、そんな人間たちの身勝手な期待にもあまりプレッシャーを感じず、マイペースに生きているようです。

奥さんの店、LiLLiputで全国各地から集めた猫たちが集結していますので興味がある方は見にきてください。
みんな一緒のガラスケースに飾っていますが、それぞれ自分のことしか考えていないようでおもしろいです。

この絵の猫は、二番目に買った土の猫です。真面目な顔つきをしていて、それでいてひどく汚れているところが愛らしい。原画販売用にアクリル絵の具で描いたものなんですが、奥さんが気に入ってしまい捕られてしまいました。
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# by firewater19780530 | 2010-09-16 01:12

ナーバス

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2000.10.3

基本的に絵を描くときは素面です。
この絵はそうじゃないときに描いた稀な作品です。
当時は精神的にすごく落ち込んでいてそんな気分と呼応してとてもダーティな絵になりました。
出来としては最悪ですが、当時の気分が正直に現れている。
色々ある作品の中の一枚として、こんなのもあってもいいんじゃないかと思います。
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# by firewater19780530 | 2010-09-15 00:49

最後の勝負も勝ち目なし

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2001.2.24

僕は電話をしている時に無意識に絵を描きます。
そしてそれはわざとらしさが感じられないいい絵が多い。捨てるのがもったいないので、メモ用紙に描きとめた電話中の絵をとって置くようになりました。
そんな電話中の絵の中で、自分の気にいったものに色をつけたのが今回紹介する作品です。

電話中は全く意識しないで描いていますが、いざ色をつけようとすると意識が前面に出てきます。
わざとらしくならないように無意識を装った、とても意識的な作品です。
その行為は、夢をみたけどその夢を覚えてなくて頑張って思い出そうとする行為ににていなくもない。
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# by firewater19780530 | 2010-09-14 00:44

キャッチ

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2010.5.20
ナマケモノは鷹に捕らえられた。
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# by firewater19780530 | 2010-07-26 23:14

離れると、近くなる

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2010.7.14
去年奥さんのお店-LiLLiputでTシャツ展をやり、僕の作品も出展させてもらいました。プリントTシャツがほとんどなんだけど、何枚か手描きのものもあった方がいいという事でTシャツに直描きしてみました。アクリル絵の具に、ある液体を混ぜると布にも描けるらしい。
僕はいつも締め切り間近にならないとやる気が起きず、その時も締め切り1カ月を切ったところでようやく気合が入ってきて、何とか三枚描き終えました(その時一枚目に描いたのが以前紹介した’暗闇’です)。
Tシャツ展開催中にもう一枚描きあげようとして取り掛かったのが今回紹介する絵です。

いつもは白地をベースに描いているので、色のあるTシャツに描くのは新鮮でした。布地の色に大きく左右されてしまいます。いつもは自分が作る色だけで絵をしあげていたのに、ベースの色がすでに出来上がっているのです。誰かとコラボしているような感じでしたね。
最初はちょっと遠慮しておとなしめに描いていましたが、4作目ともなると自分の好きなように描きたくなってきます。もうTシャツ展もはじまっちゃってるし、適当にやってみようと描き始めました。
濃い緑地のTシャツで、それに負けないような色を塗っていきました。配色のイメージは以前紹介した’ポール’と同じく、ロロマ風です。絵自体は、思うままに描いた無意識タイプの作品です。
昨年のTシャツ展開催中にしあげるつもりが、ようやくこの間できあがりました。といっても、長い期間がかかっただけで、絵に費やした時間はそんなに長くはない。
何でこんなに長くかかったかというと、この絵に対して描く意欲がなくなってしまったのです。Tシャツ展三部作で、ある程度の力を出し切ってしまったんですねー。その余力というか、余韻で描き始めたはいいけれど、最後まで仕上げる気力が残っていませんでした。
前々回紹介した’ジョージ’とは対照的に、この絵は描き始めてすぐにだいたいの枠組みは出来上がった。約一年のブランクを経て、今年の6月に再開したんだけど、そこからの作業は手直しというか、仕上げのようなもので、いつも絵を描き終えた時に感じる充実感はあまりありませんでした。でも一度距離を置いてみて、客観的に絵を仕上げていき、出来栄えは一年前のものよりは数百倍良くなったと自負しております。

何でも、’離れると、近くなる’のではないだろうか?

わからなくなった時は、離れてみるのが一番いい。

Tシャツは、LiLLiputにて販売中です。なかなか迫力があり、あんまり着てあるきたくはないなー。サイズはUSのSサイズ。価格は12000円です。原画ですので、一見の価値ありです!(いや、ないかもしれない)。
是非お店に足を運んでみてください。
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# by firewater19780530 | 2010-07-22 18:54