FIREWATER

タグ:絵 ( 19 ) タグの人気記事

僕の軽い風船

f0235727_0283916.jpg
2000.6.5.
僕の軽い風船は、遠くへ飛んでいった。
[PR]
by firewater19780530 | 2010-07-08 00:31

ジョージ.ハリスン

f0235727_21573420.jpg
2010.6.4
ジョン、ポールと描いて、必然的にジョージが描きたくなってきました。

担当の美容師さんが大のビートルズファン(とりわけジョージファン!)で、髪を切ってもらいながら、踏み込んだビートルズ談義を楽しませてもらっています。
去年の今頃のことなんだけど、ジョージを描きたいけどなかなかいいショットがないと話したら、「いい写真があるよ!」と言って、この絵の元となった写真を見せてくれました。
66年5月、’RAIN’のPVの時のショットだと思うんだけど、ビッときめたジョージに少し腰がひけてしまった。
僕が馴染みのジョージとは、インド音楽に目覚めて、やたらとインド風なジョージであり、その延長上の’ALL THINGS MUST PASS’の長髪、髭の仙人風ジョージであり、また初期の頃の幼い少年のようなジョージであり、その写真のようなイメージは全然なかった。
僕のジョージのイメージとはかけ離れていましたが、何かひっかかるものがあったので、とりあえずその写真ののった雑誌をかりて帰りました。

借りて帰ったものの、すぐにそのジョージを描く気にはならなかった。人物を描くには、そのモデルを自分なりに深く理解しないと描けません。
という事でまずはジョージのイメージを確立させていく事から始めました。
でもジョージのイメージというのは、ビートルズの変貌と同様に、色々変化していくのでどれが本当のジョージかなかなかつかめない。ビートルズ時代のジョージは本当につかみどころがなく、理解しようとすればするほど遠ざかっていってしまいました。
そこで、ソロになってからの作品を買い集め聴き込みました。
色んな作品を聴いていくにつれ、漠然とではありますが、ジョージのイメージができてきた。

そしてそんな漠然としたイメージの中、去年の8月にようやく描き始めたのでした。

描き始めたはいいものの、ようやくつかみはじめたジョージと、その写真は全然イメージが一致せず困ってしまった。サングラスをしているのも困った。やっぱり目が、その人の大部分を表すのだと考えているもので。
ビートルズ好きの友達とジョージについて語りあったり、髪を切りにいって美容師さんのジョージのイメージを聞いたり、髪をジョージカットにしてもらったりしながら、ちょっとずつ描きすすめていきました。
途中で依頼された絵を描いたりして、一時中断を幾度となく繰り返しながら、本当にゆっくりと進めていった。

そして去年の12月から今年の2月にかなり長い中断を経た後、3月27日、突然この写真のジョージが、漠然と形作られたジョージと一致したのです。この感覚はうれしかったです。でも何でもそうだと思うんだけど、行き詰った時はしばらく離れてみるのが一番だと思うのです。描かれるのが望まれているなら、それは自然におりてくるはず。
3月27日にこの絵は全てが決まりました。その後はその一致したイメージに近づけていくだけです。その作業はただただ楽しい!何にも考えず、ジョージを聴きながら、心の奥の深いところまで入りこんでいきます。ジョージのこと意外にも、色んなことが頭に浮かんでは消えていきます。ジョージも瞑想をよくやっていたみたいだけど、そんな感じに近い気がします。

ジョージ.ハリスンは、その場その場の雰囲気を捉えるのがとてもうまかった。
ジョージのファッションが、一番ビートルズの時代を体現している。ジョージのイメージがつかめなかったというのも、ジョージの特性から生じているもので、捉え方は間違っていなかったのもしれない。
でもその表面上での変化の中で、じっくりと耳をすますと、ジョージ独自の音がはっきりと聴こえてきます。天才のジョンとポールの間を縫うように、ジョージの独自の個性は水面下でひろがっていく。その役割からかあまり主張はしないですが、はっきりとしたジョージの音がそこに存在する。
ビートルズは、ジョンとポールがいればあとの二人は誰でもよかったという人は多いですが、ジョージの個性により、奥行きが増すというか、良いアクセントがつくというか、とにかくいい味が出てくる。与えられた役割をきれいにこなしているんですね。
その個性はソロになってから確立されていき、死ぬ直前まで制作を続けます。遺作となった’BRAIN WASHED’はすばらしい作品です。
いつかソロになってからのジョージも描いてみたい。
[PR]
by firewater19780530 | 2010-06-29 22:51

まんでりんのお兄さん

f0235727_1333253.jpg
2001.8.3

親戚のおじさんが海や山が大好きで、よく色んなところへ連れて行ってもらいます。五月はちょうど山菜のシーズンで、今年は色んなものを一緒に採ってきました。シャク、アイヌネギ、アズキナ、たらの芽、クレソン、うど、たけのこ、こごみ、ヤチブキなどなど...
山菜のアクを体に取り入れるのは人間に必要らしい。
人間は活動が少なくなる冬の時期に体内にアクが溜まるらしいです。そのアクを浄化させるには、山菜のアクを体内に送りこむのが効果的みたいです。アクにはアクで対処するんですねー。

そんな山菜採りの中で、一番興味深いのはたけのこ採りです。
高さが背丈をゆうに越える笹薮の中に入っていきます。入ったところにラジオを大音量でかけておいて、あとは、土の下から、力強く生えているたけのこを探し、笹を掻き分け突き進んでいきます。笹の反発力は凄まじく、思うようには前にすすめません。それでも、たけのこが生えてるのをみつけると、ゾクゾクして疲れや痛みを忘れ夢中になってしまいます。
そんな、方向もわからない笹薮の中にいると、突然恐怖が頭をよぎります。、もしも熊が出たらとか、ラジオが止まったらとか、怪我をして動けなくなったらなど、あらゆる悪い想像が浮かんでくる。僕は思い込みが激しいので、一度そういった想像をしてしまうとなかなかとまらない。笹薮の中という状況とマッチして、かなり危険な精神状態におちいります。これがまたたまらない。

自分の中にも、そんな笹薮の中のような場所があり、絵を描いている時は、そんな自分の中へ入っていくような感覚があります。なかなか奥までは入り込めませんが、今の所はちょっと探って帰ってくるという感じです。そんなちょっと入りこんだだけでも色んな発見があり、今は楽しんで絵を描いてます。いつか、危険なとこまでいっちゃた絵も描いてみたい。

この絵は、大川リエさん(妻)からもらった熊をはじめてモデルにした作品です。バックの柄が笹薮チックだと思ったのと、黒い熊ってことで、今回紹介しました。
笹薮で熊に遭遇したら大変だなー。
[PR]
by firewater19780530 | 2010-05-29 14:58

誕生

f0235727_0321597.jpg
2001.7.28
人間は、誕生日から10ヶ月が活動期で、残りの2ヶ月は停滞期みたいです。生命力が減少するらしい...。

僕は、5月の末が誕生日なんだけど、毎年その法則にばっちりはまっちゃってます。今は我慢の時だ。がんばれ。

そんな、今の鬱な気分にぴったりの絵です。描いたのは誕生日の2カ月先だから、10カ月の法則によると元気なはずだし、実際元気だったんだけど、出来上がった作品はもの悲しい雰囲気が漂っています。
この絵のモデルは、紙粘土で作ったうさぎです。奥さんに頼まれて作ったんですが、あまりに良い出来だったので絵にしました。この絵は、もうちょっと手直しされる予定だったんだけど、ある人に完成前に見られ、気に入られ、結局いつのまにか完成となってしまいました。不本意の完成でしたが、いまではこれで良かったんだなーと思います。
来たる誕生を待つ、という感じです。早く誕生したい。
[PR]
by firewater19780530 | 2010-05-21 01:03

ワイルドバイク

f0235727_22494182.jpg
2004.9.10
バイクチーム2作目です。
一作目のワイルド君を描いている途中でこの絵の構想はできあがりました。花をタイヤに見立てたらどうだろう?と思いついたのです。そこから発想が広がっていって、蛇、蝶、鳥などをバイクのパーツに見立てていき、なんとかバイクらしくなりました。文字は、バイクの流れに逆らわないように自然な流れを心がけました。文字上のワイルド君を含め、なかなかいいバランスがとれた気がします。
この絵を描いている時、でかい台風がやってきました。ちょっと外に出かけたんだけど、工事現場のおじさんのヘルメットが50Mくらいふっとんでいきました。すごかったなー。家に帰り、風の音に感心しながら絵を描いてたんだけど、いきなり音楽が止まりました。
停電だ!
まあこの風だから仕方ないと思い、不本意ながら音楽なし、水なし(何故か水も止まった)で描いていたんだけど、日が暮れてきても一向にもどりません。まいったなー、暗くなってきたぞ...
でも、段々音楽なし、電気なし、水なしの状況が集中力を高めていきます。なかなか神聖な時間でしたねー。集中力が高まったというか、あっちの世界へ行っちゃったような、不思議な感覚でした。結局蝋燭まで登場して夜遅くまで描き続けました。
翌日、絵を見直すと、やっぱりそういう妖しい雰囲気が漂っていた。ロゴとして頼まれていた絵だから、そういう妖しいところは修正しましたが、そんな背景もあるので、自分としては三部作の中では一番好きな作品です。
[PR]
by firewater19780530 | 2010-05-12 22:51

ワイルド君

f0235727_23242522.jpg
2004.8.24
バイクチームロゴ、第一作目です。
ワイルド君というキャラクターです。この絵は、描き始めるまでにすごく時間がかかりました。考えても、なかなかアイデアは浮かんでこず、ロゴデザインの事を頭の片隅にいれながら、画集を見たり、川へ飲みに行ったり、公園へ飲みに行ったり、ブルーベリーを狩りに行ったりしました。
そのうち、ふっとアイデアが思いつきます。アイデアってほどのものでもありませんが、この線でいこう!って意思が固まってきます。もちろんうまく事ははこびませんが、徐々に形が見えはじめてきます。
このデザインにとりかかるまでの遊び時間?を、その当時は無駄な時間を費やしてしまったと後悔していましたが、今はその方法でいいんだという確信があります。無理に考えだしたものにはわざとらしさがつきまといます。無理に考えたら楽しくないしね。
いったんデザインができあがったら、あとはきれいにしあげていくのみです。黒一色と最初からきめていたので、色のことも考えず、ただひたすら鉛筆の線をなぞるだけです。音楽にじっと耳をかたむけているので、刺激的な音がなっている時はちょっとテンションがあがっちゃったりしながら。バイクの絵ということなので、ジミヘンとその周辺の音楽を聴きながら描きました。
[PR]
by firewater19780530 | 2010-05-11 00:14

僕はどこへも行かなくていい

f0235727_21422472.jpg
2005.6.19
2005年あたりから、段々時間をかけて一枚の絵をしあげていくようになりました。
そのように描くようになってから気づいたんですが、僕はそういう描き方の方が性にあっている。
今では、超スローになっています。この頃の絵は、ちょうど転換期にあたり、中途半端な感じが良い味を出している気がします。

僕は、天気が良い日によく豊平川に出かけます。眼鏡をはずすと、すべてが不鮮明になり(僕は目がとても悪い)、光に溢れた幻想的な世界にかわります。寝転がって、青空を眺めながら、ビールを飲みます。アルコールが体中に染み渡っていくのを感じます。最高に気持ちがいいです。
たまに眼鏡をかけて現実に戻り、本を読んだりスケッチしたりします。この絵は、そうやって描いたスケッチを部屋にもどってアレンジしました。自然の美しさは、とても表現できないので、自分流の変な感覚を使い、こんな絵に仕上げました。でも眼鏡のない目で見るとこんな感じかもしれない。
今レーザー治療で目がよくなるらしいけど、目が悪いっていうのも全然悪くないですよ。
[PR]
by firewater19780530 | 2010-05-03 22:44

アイオワ ボブ

f0235727_16491287.jpg
2000.10.12
僕は小説を読むのが好きで、この絵はジョン.アーヴィングの「ホテル ニューハンプシャー」を読んだ後に描いたものです。
ジョン.アーヴィングの創る作品は、ストーリーを重視していて、その物語にぐいぐいひきこまれてしまいます。そしてやたらと長く、最後に劇的な結末があり、読み終えると長い冒険を潜り抜けたような充実感が残ります。そんな充実感にひたりながら、適当に色を置いていきました。感想文のようなもんですね。超抽象的な。

「ホテル ニューハンプシャー」はぶっ飛んでたなー。ストーリー重視とはいいつつも、この人の初期の作品はファンキーなところがあって、そんなスピード感もなかなか楽しめた気がします。もうあんまり覚えてませんが。

僕はフィクションが好きで、しかしそれはあまり直接的には実生活には応用できません。でも、一つの物語を、活字を辿りながら体験すると、何かが心の中に残ります。そして、その何かは、生きていく上で(もしくは死んでいく時)、重要な何かを示唆してくれるんじゃないかと思ってます。
[PR]
by firewater19780530 | 2010-05-01 17:47

ハリケーンはあなたのそばにいる

f0235727_1852185.jpg
2007.8.10
大川リエさん(妻)の熊は、誕生日や結婚式の記念品として結構依頼が殺到しています。興味のある方はLiLLiputへ一度足をはこんでみてください。世間一般にしられているテディベアとは違うものが見られます。

友達の友達から、結婚祝いとして熊の発注が入りました。まるい顔と大きく開いた口(唇という噂もある...)が魅力のハリケーンというタイプです。実物を見たい方はLiLLiputまで。
そのついでに僕の絵も添えたいという事だったので、出来上がった二体のハリケーンをモデルにめでたそうな絵を描きました。
いつも自分勝手に描くというのが定番のスタイルですので、誰かのために描くというのはなかなか興味深いものでした。おまかせって事でしたが、やはりその先には相手がいますので、その相手を頭に入れながら描くわけです。そして結婚ということなので祝福的な感じもかもし出さなきゃならない、自分の中の毒々しい部分はあまり出しちゃいけない、でも俺の絵なんだからちょっとは毒々しくてもいいかな、でも毒々しさはやっぱりまずいから線に気持ちをこめて...などいつもとはちょっと違うことを考えながら描きました。
デザインも色々考えて描いたもので、そんな事もあまり経験がなかった。簡単なデザインをするにも何かと時間がかかり、デザインを思考錯誤して考えることと、絵を色々といじりながらいい出来に仕上げていくことの類似点に気がつきました。人から頼まれて描くのもいいもんですね。

描き終えた二日後、ダリ展に行ってきました。ゴッホを見て以来、すっかり原画の迫力にやられてしまって、色んな展示会に足を運びました。絵をみないように正面にいって、ぱっと顔をあげ、絵と対面します。画家ごとに、そして絵ごとに伝わってくる空気が違い、それを感じることが最高におもしろく、そして最高に疲れます。
ダリ展は疲れたなー。すごかったなー。
[PR]
by firewater19780530 | 2010-04-29 20:00

ABBEY ROAD

f0235727_2325180.jpg
2003.5.10
ビートルズのアビーロードのジャケットは、ロックアルバムの中で一番かっこいい。
もちろんジャケットだけでなく、中身もかっこいい。
きっとコアなファンにはあんまりうけがよくないんだろうけど、僕は大好きです。
メドレーのポールが最高にかっこよく、あれが始まる時はいつもゾクゾクします。その一方で、ビートルズへの興味が徐々に薄れていくけどそれなりにおさえるとこはきちんとおさえているジョンの素晴らしさや、どんどん開花していくジョージの才能、そしてあんまり変化の見られないリンゴ。
このばらばらな空気がたまらない。そしてきわめつけがこのジャケット。かっこいいとしかいいようがない。
このころ絵本をよく買い集め、その下手だけどキャッチーな画風を研究していました。そんな軽いタッチを心がけ、ビートルズに敬意を払い、熊にしました。この絵をみて、多くの人が反応してくれて、改めてビートルズの偉大さを実感します。

話題はかわりますが、今さらながらビートルズのモノボックスを購入しました。発売当初から気になっていたんだけど、やっぱり値段が値段ですので、目をそむけていました。しかし、最近エンジニアのジェフ.エメリックの自伝を読み返した事や、ジョージ.マーティンの自伝を読んだこと、今ジョージハリスンを描いてるんだけどちょうどそれがリボルバー時代のジョージで、リボルバーは絶対にモノラルで聴くべきだと、ジェフが強く押していたこと、そして気になり度がピークにたっしていた先週金曜日、初回限定生産のはずなのになんとTUTAYAにまだ売っているという情報が耳にはいってきたこと、その他色んな要素がかさなりあい、妻に頼みこんで買ってもらいました。高かったー!
プレミアがついているという噂もあり、家に帰ってネットで調べてみたら...
なんと!初回限定だっていってたのにその後アンコールプレスが出ている...って知ってました?汚いぞ!EMI!そして、初回限定盤とアンコールプレス盤の違いは帯の色が白から黒へ変わったこと、初回限定盤という赤い文字がアンコールプレス盤という文字へ変わったこと、という二点のみ。中身はなんら変わりがない。きわめつけは、アンコールプレス盤はアマゾンで大暴落。三割引で売っていた...
まさか俺が買ったのはアンコールプレスじゃないよな!と背筋がヒヤッと.......



よかった。初回限定でした。しかしアンコールプレスとの違いが帯だけだとは。

今日、その帯を額に入れておきました。
肝心の音はというと、素晴らしいの一言です。買ってよかった!ビートルズ好きの皆さんは本当に聴いたほうが良いと思います。アンコールプレス、安く売ってますよ!帯は黒いけどね。
[PR]
by firewater19780530 | 2010-04-27 00:59